カフェオーナー養成講座~目指せ!独立開業への道~

【超重要】運営していくカフェでのメニュー作成

カフェのオリジナルメニュー

メニューはお店にとっての中心となるものです。誰しも行きつけのの飲食店にはお気に入りのメニューがいくつかあるはずですよね。

例えば、「パスタならこのお店」「おいしいスイーツならココ!」というように、お気に入りのお店それぞれに、自分が好きになったメニューがあるでしょう。初めていったお店で、気に入ったメニューを見つけたら、またそのお店に行きたくなりませんか?

このように、お客様に気に入っていただけるようなお店の看板とも言えるメニューを作ることが、集客の大切なポイントになるのです。メニューには特にこだわりたいという方なら、何か調理に関する専門的な資格を取ってからメニュー作りに生かすのもいいと思います。

常にリサーチしながら客のニーズを考えていく

「うちの看板メニューはこれにしよう!」と一生懸命考えたメニューがお客様に受け入れられるかどうかは、実際に試してみないと分かりません。オープンしてからも、お客様の反応を見ながら、状況に応じてメニューを変更したり、アレンジを加えたりしていくのも大切なことです。

特に、近年では外国からの旅行客も日本を訪れる機会が増えているので、そういった旅行客にターゲットを絞ってメニュー作成を考えることも、カフェを健全に運営していく上では必要かもしれません。そのためには、常に情報のアンテナを貼っておくことが大切です。

また、メニュー決定のうえで特に重要となるのが、ターゲットとなるお客様の年齢層を考慮して考えることです

予想される客層のニーズにマッチしないと、一度は来ていただいても、リピーターになっていただくことは困難ですので、気を付けましょう。規模が大きいカフェを運営されるなら幅広い年齢層をターゲットにすることも可能ですが、小店舗運営を考えているオーナー様は、客層をある程度絞ってメニュー作りを考えないと、思ったような利益が望めないかもしれません。

メニューを考えるポイント

  • お店のコンセプトに合ったメニューを考える。予想されるお客様の年齢層などを考慮し、だいたいの値段・盛り付け例なども設定する。
  • 実際に調理をしてみて、材料の仕入れ、仕込み、調理それぞれ手間などを考え、実現可能なメニューかどうかチェックする。
  • 家族や友人などに試食をしてもらう。盛り付けや値段、味、メニューの名前など、試食した感想を率直に述べてもらい、改善点を探す。改善点が多く出れば、メニューを考え直すか、大幅に変更を加え、改善する。少しでも気になるところ、問題点を残さないよう調整する(できれば、もう一度試食をしてもらい、うまく改善できているかをチェックしてもらう)。
  • メニュー完成後、お客様の反応を見て、微調整を加えていく。

例えばこんなオリジナルメニュー3選

クラシック・バターシュガーサンド

バターシュガーサンド

ふわふわの自家製ブリオッシュパンに、たっぷりのバターとシンプルなシュガーを挟み、軽くトーストしたもの。香ばしく、ほんのり甘い香りが広がる一品。

レトロな喫茶店の雰囲気にぴったりな、シンプルながらも懐かしさを感じるスイーツです。20代から50代まで幅広い年代に親しまれる味です。

オリジナル・チーズオムレツサンド

チーズオムレツサンド

ソフトなフレンチトーストで、ふわっとしたオリジナルチーズのオムレツをサンド。トマトとハムのスライスも加え、ホワイトソースで仕上げています。

喫茶店でよく見られるオムレツサンドの現代風アレンジ。ボリュームがありながらも、チーズのクリーミーさがクセになる一品です。朝食や軽食としてもおすすめです。

キャラメルナッツカフェラテ

キャラメルナッツカフェラテ

クラシックなエスプレッソに、クリーミーなスチームミルクを加え、トッピングとして自家製キャラメルソースとローストしたナッツ(アーモンドやヘーゼルナッツ)を振りかけます。仕上げにキャラメルソースを軽くdrizzle(ドリズル)して見た目にも華やかに。

甘さとナッツの香ばしさが絶妙に融合したカフェラテです。キャラメルの甘さとナッツの風味が、ミルクのクリーミーさと相まって、飲むたびに懐かしい気持ちを呼び起こします。

メニューブックは超重要!

表紙に木を用いたメニューブック

カフェに入り、まずすることと言えばオーダー(注文)です。そしてオーダーの際に利用するのが「メニューブック」です。

オーダーの時に見るメニューブックで、そのお店の印象って、なんとなくですが、決まりませんか?この普段何気なく見ているメニューブックが、接客マナーやお店の雰囲気と同様、飲食店の印象を決める上では超重要なアイテムになるんです。例えば、表紙を木で作ったメニューブックなどを置いているカフェでは、少しクラシックな雰囲気の店内ではイメージにぴったりです。

逆に、使い古されてボロボロになったメニューブックは、あまり気持ちの良いものではありませんし、品名と値段のみを書いた超シンプルなものは、初めてのお店であれば、どういうものが出てくるのか、少しドキドキします。

そういう時、写真付きの分かり易い説明の入ったメニューブックであれば、安心してオーダー出来ますよね。

お店の人の手作りのものは、たとえ絵や字が上手くなくても、一生懸命作っているカンジに好感が持てますし、そのお店の雰囲気が感じ取り易く、安心感が持てます

カフェにとってメニューブックは名刺のようなもの

ネーミングが凝っていて、詳しい説明なども載っているメニューブックは、見ているだけで楽しくなりますし、すべてのメニューを制覇したい気になったりすることも…?。

資金に余裕があるなら、デザイン会社にオーダーするのも良いですし、資金がないなら、自分で手作りするのも良いでしょう。

とにかく、一生懸命考えたお店の中心と言えるメニューを紹介する為のメニューブックですから、ビジネスマンで言うならば名刺のようなものです。

メニューブックでカフェのコンセプトがうまく伝えられるように、納得のいくまで考えて作りましょう。